世界各国から親しまれている南の島の楽園、ハワイ。常夏の島という言葉通り、常に夏のような気候が心地良さが訪れる者を癒す島。そしてまた、サーフィンの聖地としても全世界のサーファーからのリスペクトされるそんなハワイで今年も日本プロサーフィン連盟(JPSA)のコンテストが開催された。
昨年度、この大会はハワイのタウンLEGENDとして有名なチャイナ・ウエムラがボランティアを目的に夏のワイキキを舞台に開催する世界最大のロングボード・コンテストの一部として開催された。昨年ハワイで開催したJPSAコンテストをさらにスケールアップ。日本のトッププロ(2005年度ランキング)と、チャイナコンテストのトッププロ16名(=過去1年間のハワイでの実績)の計32名による、夢のロングボードコンテストを真夏のシーズン真っ只中のクイーンズで開催!!
試合は1ヒート4人で行い、ひとり10本まで波に乗れる。試合時間は、1ヒート25分間。
R1、R2と2ラウンド行い、各ヒートの高得点2本=計4本の合計で順位を決めた。
4人ヒートで合計50分もクイーンズの波をコンテストで独占できるなんて、日本のTOP達もかなり興奮しただろう!!日本人最高位は6位の塩坂信康選手。ハワイアンに引けをとらない力強いライディングを見せていた。さすがベテランといったところだろう。そして、優勝はケコア・植村。2ラウンドの合計が35.6ポイント。驚異的な数字をたたき出した。
ケコアは今シーズン、JPSAコンテストにもエントリー。ロングボードツアー第2戦で優勝を飾っている。日本の小波でも凄いサーフィンを見せてくれたが、やはり知り尽くした地元ハワイ・クイーンズの波でサーフィンは圧巻。JPSAの残り第4戦、第5戦でも彼の存在は日本人選手にとっては脅威になるだろう。
国別対抗戦は、日本人1人+ハワイアン1人のマンオンマン形式で行い、各選手は5分の制限時間内に1本のみライディング、そのスコアがポイントとなった。日本チーム16名、ハワイチーム16名がチーム単位で(リレー形式)でスコアを競った。各チームとも16名のポイントを積算して合計獲得ポイントを算出。結果は、Team Hawaiiが246.8ポイント Team JAPANが183.5ポイントで63.3ポイントの大差でTeam Hawaiiがロコの意地を見せた。この形式は、JPSAコンテストでも革新的で、大会前から業界では注目されていた。選手からもとても評判が良かった。今後のJPSAのコンテストの中でもとても価値ある貴重な経験ができた。この試みを含め、昨年度より一層ハワイと日本のサーフィンの歴史に、新たな1ページが加えられたと言っても過言ではない。
22年の歴史ある『CHINA UEMURA 22nd.ANNUAL LONGBOARD SURFING CLASSIC』はチャイナさんの大きな愛が感じられる大会であると感じられた。ハワイ・クイーンズでJPSAコンテストがこれからも開催できるよう願うとともに、大会開催にあたり多大なご尽力・ご協力を頂きましたスポンサーの皆様、ハワイローカルの皆様、メディアの皆様、チャイナファミリーの皆様、そして日本からエントリーしてくれた選手の皆さん、本当にありがとうございました。 マハロ!!
(TEXT BY JPSA)
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