サーフィンを仕事にしようと思って、高校を卒業してからサーフィンをがんばって、プロを目指しました。 |
佐藤千尋 |
サトウ チヒロ |
PHOTO&TEXT&INTERVIEW : N.HASEGAWA |
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エアーショーなどで優勝したり、スタイリッシュでトリッキーなサーフィンを見せてくれる佐藤千尋プロ。一方ではDJとしても活躍し、自身が手掛けたミックスCDなどもリリースしている。
プロサーファーとDJ。どちらも高いレベルを持つアーティスト肌なプロサーファー。「ショウケース」のアーティストとしても活動する佐藤千尋プロにインタビューしました。
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-- 名前、年齢、職業を教えてください
佐藤千尋、30歳。
職業はプロサーファー、HOTLINEウェットスーツのセールスマン、DJをやっています。
-- プロサーファーになったのはいくつのときですか?
20歳のとき、JPSA最終戦の志田下での大会でプロになりました。
プロサーファーを本気で目指したのは高校を卒業した頃。両親から「20歳までは何をやっていてもいいけど、20歳を過ぎたらちゃんと仕事をしろ」って言われていました。
それでサーフィンを仕事にしようと思って、高校を卒業してからサーフィンをがんばって、プロを目指しました。
-- あなたはどんなスタイルのプロサーファーですか?
サーフィンだったらエアーが好き。
大会のエキシビジョンなどで目立つようなプロサーファーでいたいですね。
大会用の点数が出るサーフィンもするけれど、ショーのようなサーフィンをするのが好きです。
「サーフィンのライフスタイル」をかっこいいものにしたいと思っています。
-- ホームポイントを教えてください
千葉と茅ヶ崎。
出身は茅ヶ崎なので、茅ヶ崎でずっとサーフィンしていたけど、今は千葉に住んでいるので千葉(九十九里エリア)でサーフィンしています。
-- DJを始めたのはいくつのときですか?
高校1年生。ちょうど15年やっています。
きっかけは中学生のときに洋楽を聴きだしたこと。ビルボードチャートTOP10を聴いていると、自然にブラックミュージックが好きになりました。
それで音楽にハマって、その頃つるんでいた5歳くらい年上の人がDJをやっていた影響を受け、自分でもDJを始めてみることに。
たまたま家にターンテーブルが1台あったんです(父親のもの)。
それからいろんな機材を揃えて、DJを始めました。
DJを始めた頃はミックステープを作りたくて、DJをやっていました。
高校生になるとハコを借りて、パーティーをやるようになりました。そのパーティーでDJをしたりして、だんだん人前でDJをするようになりました。その後はクラブでもDJを始めました。当時、高校生でクラブでDJをやっていたのは珍しかったと思います。
その後は、有名なDJと知り合ったり、DJでいろんな出会いがあり、高校を卒業した頃には、横浜のクラブでレギュラーDJになっていました。
DJはだいたい土曜の夜にやっていました。翌日(?)の日曜はサーフィンの大会に出ていました。
それでだんだん時間的にキツくなってきました。
だからレギュラーDJを辞めて、サーフィンに集中することにしました。今はスポットでDJ活動をしています。
-- DJとして主にどんな活動をしていますか
ゲストDJや知り合いのイベントなどにスポットで入るDJとして活動しています。
時には結婚式でDJをすることもあります(笑)。
自分の中では、サーフィンが1番。DJは2番。
だからDJは気負ってやりたくない。自分のペースで自分のスタイルでDJをやりたいんです。
今はそのスタンスを理解してくれて呼んでくれるイベントでDJをしています。
-- 佐藤千尋さんのミックスCDはどこで手に入れることができますか?
ミックスCDはサーフショップやショウケースで手に入ります。
あとは直接僕に行ってくれれば手に入ります(笑)。
>> ショウケース
-- 「ショウケース」とはなんですか?
いろんなアーティストが集まった1つの形。
いろんな個々のアーティストが集まった場所のようなものかな。
-- 「ショウケース」とはあなたにとってどのような存在ですか?
まだ始まったばかりだから、なんとも言えないけど。。。
これからのビジョンとしては、そこに参加しているアーティストが個々の活動を続けていれば、世の中にどんどんショウケースが広まって、サーファーやその他いろんな人に影響を与える存在になってほしいと思っています。
僕自身はプロサーファー、DJという2つのアーティスト活動をしていきたい。
サーフィンはできなくなるまでやる。DJは死ぬまで続けたい。
-- ショウケースの他の2人(平野哲也プロ、市東重明プロ)とはどんな関係ですか?
出会いのきっかけは?
・プロサーファー平野哲也さん
出会ったきっかけはサーフィンです。プロになった年が同期だったんです。
プロになったら、やっぱり同期のプロの動向が気になるじゃないですか。それでいろいろ話すようになり、同期のプロと付き合い始めました。
その後は大会やトリップなどで一緒になってだんだん仲良くなりました。
今はテツさんのサーフショップ(インサイドアウト)のライダーもやっています。
サーフィン友達でもあるし、普通の友達でもあるかな。
・プロサーファー市東重明さん
初めて見たのは18歳くらいのとき。ハワイのフードランドでレジに並んでいるのを見ました。髪がモヒカンでとにかくインパクトがあり、印象に残っていました。 その後、サーフィンを通じていろんなところで出会うようになって、話すようになりました。
シゲくんは、聞いている音楽がヒップホップ。車はコンパクトカーのセダンのローライダー。
当時、プロサーファーでそんなスタイルの人はいなかった。
そういうセンスが自分と合うと思ったんです。 出会った頃は自分のミックスCDを渡したりしていました(笑)。
そうしてだんだん仲良くなっていきました。
-- ショウケースのメンバーはあなたから見てどんな人ですか?
・プロサーファー平野哲也さん
人見知りしない人ですね。会話の引き出しが多い人。
ひやかし好き。仲間を大切にする人。いつも自分を気にかけてくれる。
友達感覚で付き合えるので付き合いやすい人です。
・プロサーファー市東重明さん
ノリが合う。クリエイティブな人。
意外と几帳面です(笑)。見た目と違ってシャイ。人見知りをする。
友達感覚で付き合えるので付き合いやすいです。
-- 今後、ショウケースはどんな風に発展すると思いますか?
世の中にどんどんショウケースが広まって、クリエイティブなことに興味がある人たちにいい影響を与えていくと思います。
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