A.S.P WQS 2Star Event
ビラボン プレゼンツ サハラプロ イン 北泉
「BILLABONG PRESENTS SAHARA PRO in KITAIZUMI」
2006/10/05DAY-1
ここ福島県北泉海岸で「 Billabong presents Sahara Pro in Kitaizumi」 が、日曜日までの日程でスタート。国内ではこの大会がASP WQSの最終戦となる。会場は火力発電所の横にある海岸で、サイズが上がるとレフトの波がアウトから次々とラインナップするというポイント。敷地内には駐車場も配備され、近くにはオートキャンプ場や温泉施設まであるという素晴らしい所だ。
福島県北泉ポイントで行われている
「BILLABONG PRESENTS SAHARA PRO in KITAIZUMI」 大会2日目。朝から横殴りの雨が降る北泉ポイントは頭〜頭半の波がブレイク。しかし、ほとんどがワイドでダンパーなうえ、流れも入りゲッティングも相当厳しい状況。風は北東のサイドオンショアで、時折、突風が吹き荒れる。
南海上にある台風 16号、17号は勢力は落とすもののそのまま北上。さらに日本列島に横たわる秋雨前線に低気圧が発生し、台風がそれを刺激する形でハイブリッド低気圧に変化。これが大きな積乱雲となり、大雨を降らす予報が気象庁から発表された。ここ福島でも大雨洪水警報が発令され、さらに風雨とも強まるとのこと。なんと30年に一度という大雨らしい。
そこで、大会本部では地元関係者を含め緊急協議。大会を行うのは危険として、午後 7時30分に本日のスケジュールをすべてキャンセル、明日に順延することを決定した。明日は朝6時30分にファーストコール。ラウンドオブ96のヒート9からスタートする予定。明日の情報もお見逃しなく!
2006/10/07
DAY-3
「BILLABONG PRESENTS SAHARA PRO in KITAIZUMI」大会3日目。台風は昨日消滅したものの秋雨前線を低気圧が進み、この北泉ポイントは昨日から北東の風がドン吹きのまま。波のサイズはさらに上がり、ダブル以上の波が押し寄せるも海面はもう真っ白で大シケ状態。しかも昨晩から降り続いた雨で、会場近辺の道路が一部冠水し、通行不可となってしまった。
気象情報によると雨は昼過ぎには弱まり、風も西よりにシフトするとのことを受け、大会本部は 12時までウェイティングと発表、待機することを決定した。
しかし、雨は小粒になるものの朝からの北東風は止まず、今だジャンクなクローズコンディション。よって本日も残念ながらキャンセル、明日に順延することとなった。コンテストピリオドは明日、 8日の日曜日まで。この状況ではヒートが終了しないため急遽、大会期間を9日の月曜までに延長することも決定した。明日は朝6時30分にファーストコール。ラウンドオブ96のヒート9からスタートし、続いてラウンドオブ64、32と消化する予定。明日は天気が回復するとのこと。ぜひ会場で世界のサーフィンをライブで堪能してほしい。
2006/10/08
DAY-4
台風と低気圧の影響で延期されていた
「BILLABONG PRESENTS SAHARA PRO in KITAIZUMI」がここ北泉海岸で再開。風は北東から北西に変わり、強いサイドオフショア。波は頭半、セットでダブルオーバーというサイズにアップした。会場のセンターはゲットもきつい状況で、選手は左のテトラ脇からのパドルアウト。ポジションキープにパドルを繰り返すハードなコンディションとなった。
※予定しておりました「KUSTOM × flow PRESENTS KITAIZUMI PRO JUNIOR」は本日協議を行い、ジュニアには危険なコンディションということで、残念ながら今回はキャンセルとなりました。代替えなどの詳細は追って発表します。
2006/10/09
DAY-5
大雨の影響で 2日延期となった「BILLABONG PRESENTS SAHARA PRO in KITAIZUMI」も本日が最終日。会場は快晴で朝早くから多くのギャラリーが集まった。会場の風は北西のサイドオフで、波は肩〜頭とサイズダウン。しかし時折、会場正面のセンターから右側はワイドながら頭半の波が入る。
まずはラウンドオブ 32がスタート。選手は左の堤防よりのミドルを選ぶか、センターよりのビッグセットを待つかに別れた。左はライト、レフトともブレイク。波は小さめながら技が多く入れられる。試合開始早々、このポイントを選んでスタートダッシュで勝ち上がったのは、河野正和、進藤晃、森哲太、ニック・ミタ(HAW)、浦山哲也に地元期待の山田祥充の面々。唯一、右のポイントで勝ち上がったのは田中英義。サイズのあるライトをワンターンでリッピング。鋭く板を返せば、8,25、7.25ポイントを奪取。トータル15.50ポイントで軽く勝ち上がりを決めた。