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A.S.P 1star WPJ Event KUSTOM flow Pro Junior

2006/07/31
A.S.P 1star WPJ Event
「 KUSTOM flow Pro Junior 」


DAY-4

 大会 4 日目、本日はイベントは「 KUSTOM flow Pro Junior 」。
  20 歳以下の若いジュニアの選手がここ赤羽根ロングビーチに集結し、世界へ挑戦を賭け戦った。日本ではこのジュニアイベントは年間 5 戦行われる。そのうちこの「 KUSTOM flow Pro Junior 」シリーズは、宮崎 ( 日向 ) 、愛知 ( 田原 ) 、福島 ( 北泉 ) 、宮崎 ( 日向 ) と 4 戦。

  日本人選手にとっては、この試合結果により世界選手権への代表が決まるということもあり、一つの取りこぼしもできない貴重なシリーズなのだ。

 今回の出場選手を見ると、昨年の ISA のジュニアチャンピオンのトニノ・ベンソン (HAW) や TJ ・バロン (HAWA) 、サム・ページ (AUS) 、ルーク・シードル (AUS) ら実力者がエントリー。日本からは今年の ASP 3atar イベント「OP千葉プロオープン 」において優勝、さらに同時開催された「OP Pro Junior 」でも優勝した田中英義や今年プロ公認を得た大澤伸幸、萩原周、深川達哉ら。さらにはアマチュアのジュニア世界選手権代表の高橋健人、井上達貴なども参戦し、熱い戦いが繰り広げられた。

 本日の会場の天候は曇り。波はヒザ〜モモ。セットで腰とややサイズアップ。しかし、風が南東からのサイドオンショアが強く吹き面はガタガタ。アウトからウネリは入るもののダラダラした感じ。セットを狙えれば、なんとかアクションは入れられるが、難しいコンディションと言えるだろう。さらに地形も少し変わったのか、演技するポイントも 2 ヶ所に別れた。サイズはあるがセット間が長い左側の岩場か、波は小さいものの適度に切れてる波が入る会場正面か。選手も 2 ヶ所に別れ演技を行ったが、これが勝敗を左右した。

 今大会では、やはり地力に勝る外人勢が強く、クォーターで萩原周、深川達哉、大澤伸幸、山田恭平、切詰英利が敗退。セミファイナルに行けた日本人は田中英義、高橋健人、地元の増山裕亮の 3 人のみ。セミに入るとさらに波は悪化。各自演技するもののテイクオフして 1 発リップがやっと。ほとんど 2 〜 3 ポイントという中、切れたセットうまくつかんだ選手がファイナル行きを決めた。その決勝メンバーは、前評判どおりの強さを見せたトニノ・ベンソン (HAW) 、ルーク・シードル (AUS) に加えハンク・ガスケル (HAW) 。そして日本の田中英義。

  レギュレーションは 1 ヒート 30 分、マキシマム 15 本ベスト 2 ウェイブ。トニノ、ルーク、田中は左の岩場に近いポイントで待機。ハンク一人会場正面よりさらに右のポイントで波を待つ。さっきのセミでまともなウネリが入らないとの判断で、 4 人で波を取り合うより一人が良いという作戦だろう。序盤は田中が攻め、ハンクも細かいリップで演技。しかしポイントは 3 点代。大きく動いたのは中盤を過ぎてから。このヒート動かなかったトニノがレフトの波にテイクオフ。縦に上がるリップを 4 発決めてなんと 8.17 ポイント。これで一気に優位立った。残り 5 分を切った時、田中に必要なポイントは、 6.53 ポイント。ハンクは 6.24 ポイント。ここでセットが入り田中は迷わずテイクオフ。トニノもスネーク気味ではあるものの同じ波を取り合うが、ここは田中が奪取。なんとこの波で 3 発リップを決め 8.00 ポイントで 2 位へ浮上。これで逆転に必要なポイントを 5.61 ポイントとする。さらに残り 3 分となった時、田中が動いた。うまくミドルからセットをつかみ、ワンターンでリップを 3 発。さらにつないで 1 発、これにはなんと 7.67 ポイントがついて逆転。会場も騒然となる。
  トニノも再逆転を狙い、最後まで攻めるが思った演技ができないままタイムアップ。これで田中が ASP ジュニアイベント 2 連勝を決めた。 2 位にはトニノ、 3 位 ハンク、 4 位 ルークという順位。田中は ASP イベント、 JPSA イベントも入れればなんと今期 4 連勝となり、ただ今絶好調。これからの活躍にも期待したい。

 さて、明日から WQS 6star Event 「 Billabong presents Yumeya Tahara Pro 」がスタート。まずはラウンドオブ 192 のヒート 1 〜 24 まで行われる予定。明日も熱い戦いが予想される。お楽しみに!

 

   


 

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