2006/06/03
A.S.P WQS 3Star
第25回 OP千葉プロオープン
DAY-3
今日の会場は、昨日の予想どおり北東の風のオンショア。しかもどん吹き。波のサイズは下がってモモぐらいで、とにかく寒い。なんとかセットの波をつかめば、 1 〜 2 アクションを入れられるかどうかといった難しいコンディション。
まずは「OP Pro Junior 」のラウンドオブ 32からスタート。オージーの選手を見ると、おいおいお前ジュニアか !? という体格の良い選手ばかり。しかし、今回はこの難しいコンディションに力を出し切れず敗退する選手が続出。その中で目立ったのは大澤伸幸、深川達哉、中村昭太、田中英義ら日本人勢。外人に負けない大きなラインで高得点を重ねて、次のラウンドへ進出。そのクォーターファイナルでは地力に勝るオーストラリアの選手が逆襲。ここではディオン・アトキンソン (AUS) 、ジェームス・アソム (AUS) 、ドリュー・マクファーソン (AUS) らが掘れたところに的確にリップをぶち込み、勝ち上がる。
続いて本戦の「OP千葉プロオープン」に戻り、ラウンドオブ 64 のヒート 9 から 16 までを行う。ここでも大澤伸幸をはじめを樋口賢、田中樹、大野修聖、田中英義、林健太、牛越峰統らが重なる波をうまく見極め、そこに当て込んでのラウンドオブ 32 へ進出。
右の突堤のアウトから入るセットに狙いを定めるも「カタが張る波を見つけるのが難しかった。」と大野修聖も今日の波に対し、タフだったとコメント。昨年のディフェンディングチャンピオンのコーリー・ジームス (AUS) も、乗る波乗る波が消えてしまいドツボにはまるも、最後の演技で辛うじて次のラウンドへ進んだ。
続いて「OP Pro Junior 」のセミファイナル。ヒート 1 は全員がオージー。ここはジェームス・アソム (AUS) 、ドリュー・マクファーソン (AUS) が僅差ながらワンターン多く当て込み決勝進出。ヒート 2 は田中英義、ルーク・シードル (AUS) が波を良く見て、大差でファイナルへ進んだ。
さあ、本日のメインイベント。決勝はオージー 3 人に対し、日本は田中英義。右の突堤からのウネリに照準を絞った英義が、序盤から攻めに攻めた。地元の利で波が分かっているのか、切れた波を選べば、スピードあるリエントリーを 2 発。さらにローラーコースターからフィニシュはスラッシュしてまずは 6.50 ポイント。続いてサイズのある波にワンターンでリエントリー 3 発でなんと 9.00 ポイント ! で、 3 位以下をコンビネーションに追い込んだ。そんな中、ジェームス・アソム (AUS) 一人が奮闘。縦の素早いリップ 2 発で 8,25 ポイントを出し、英義を追撃。しかし、中盤を過ぎたところで、また英義が波を奪取。これをボトムターンからそのまま垂直にリップして 7.75 、トータル 16.75 ポイントで、もう勝負あった。後はそのまま時間切れで、うれしい優勝。最後のインタビューで「今年はあまり勝てていなかったので、今大会に復活をかけていた。優勝できてうれしい。」と笑顔で語った。
明日の最終日は 7 時 30 分にファーストコール。「OP千葉プロオープン」のラウンドオブ 32 からスタートし、ファイナルまでを行う。期待は大野修聖、田嶋鉄兵、田中樹に浦山哲也、小川直久、牛越峰統のベテラン勢。ここで日本の底力を見せられるか ? さらに田中英義のダブル優勝なるか !? 明日の結果もお楽しみに!
→OP Pro Junior ヒート表&リザルト
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