明日は朝7時30分からスタート。本戦はラウンド32から。併せてKustom presents“Hyuga flow Pro Junior"のラウンド40も開催予定。ラウンド32には中村昭太、佐藤和也、河野正和、大野修聖、田中英義、田嶋鉄兵、浦山哲也、仲野仁人ら日本人選手も出場する。ぜひ会場に足を運んで、みんなで応援しよう!
Text By MIC加藤
2006/05/20
A.S.P WQS 4Star Billabong presents“ Hyuga Pro ”
DAY-4
まずは、Kustom presents“Hyuga flow Pro Junior"のセミファイナル、ファイナルを消化。
興奮覚めやらぬまま、続いて“ Hyuga Pro ”のセミファイナルが始まった。第1ヒートは、ブレット・シンプソン(USA)、ダニー・メルハド(USA)、ライアン・キャンベル(AUS)、大野修聖(JPN)。ビーチには大野を応援しようとギャラリーが集まり、手作りメッセージをかざして声援を贈る。この時、風が変わった。北から北東、廻って南にシフト。サイズはあまり変わらないものの波数が増え出した。これをつかんだのが大野。オッキーばりの太ももでしっかり波をしごき、細かくリップ。うまくリズムが合い7.67ポイントを奪取。ここは簡単に、ダニーとともに勝ち上がりを決めた。
もう一試合は、アダム・メリング(AUS)、ダイアン・ネーブ(AUS)、マット・ジョーンズ(AUS)、ベン・ダン(AUS)の戦い。ここはダイアン・ネーブがぶっちぎり。2位には追いすがるマット・ジョーンズを押さえて、ベン・ダンが勝ち上がる。
さあ、本日の最終ヒート。 Billabong presents“ Hyuga Pro ”もこの試合で勝者が決まる。まずは大野が積極的に攻め、4.67、7.00ポイントで試合をリード。WQS4スターイベントの日本人初優勝!かと会場も興奮気味。中盤を過ぎたころ、沖のセットに反応したのが、大野とベン・ダン。二人で競るものの、この波を取ったのはベン。なんとこの波で8.67ポイントをたたき出す。1位の大野を逆転するには3.0ポイント以上。ここでウネリの数が激減。ジリジリした時間経過の中、右にポジショニングしたダニー・メルハドが小ぶりのライトの波にアタック。着実にポイントを上げにかかる。続いて、ダンがテイクオフ。ここできっちり5.10ポイントを出し、トップに立った。今度は大野が逆転に必要なポイントが、6.78ポイント。時間が刻々と過ぎて行く中、再びダニーが6.07ポイントを出し、2位へアップ。試合が1分を切った時、ダンが大野に張り付き、万事休す。そのままセットも入らず、ついに試合終了。ベン・ダンのうれしいダブル優勝が決まった。