ドライスーツとは水の浸入を防ぐ(またはほぼ防ぐ)ウェットスーツのこと。
サーファーが冬によく着ているセミドライよりも防水性が高く、保温性が高い。ウェットスーツの生地の厚みは3mm〜7mmが多く、地域によって厚さが変わる(千葉北エリアで3oドライスーツが一般的)。ウェットスーツの中にはインナーを着ることが多い。Tシャツ、パンツ、レギンス、靴下など。1ラウンドサーフィンして、一般的には上半身が少し濡れるくらい。洋服の上に専用ウエアを着るスノーボードのような感覚。
従来は防水ファスナー付きのドライスーツが一般的だったが近年、ノンジップタイプやUジップタイプなど新たなタイプのドライスーツが次々と開発されている。
水がほとんど入らないので体が冷えない
ウェットスーツの下に洋服を着るので温度調節ができる
着替えるとき裸にならないので寒くない
とにかく温かい
インナーを着たまま着替えるので着替えスピードが早い
ウェットスーツが大きめに作られているので脱着が楽
セミドライよりも薄い生地で対応できるので動きが軽い
メンテナンスをしていれば4〜5年使える(ジャージ素材のため生地が強い)
長く使えるので1年あたりのドライスーツにかかる単価が安い
1人で脱着できない(ファスナー付きの場合)
海中でおしっこができない(水が抜けない、インナーを着ているため)
ドルフィンスルーが沈みにくい(ウェットスーツ内に空気が溜まるため)
ドルフィンスルーがしにくいため、波が大きいとき、波数が多いときにサーフィンしづらい
背中のファスナーに違和感を感じる(特に体の小さい人。ファスナーの長さは体の大きさに関わらず同じ長さのため)
事故につながる危険性がある
毎年メンテナンスが必要
エアー抜きが必要
ドライスーツはファスナータイプが一般的ですが、今はノンジップタイプも出ています
ファスナーは背中に着いているのが一般的ですが1人で着替えられるようにファスナーの位置を変えているメーカーもあります
昔は厚手の生地を使ったドライスーツが一般的でしたが今は薄手の生地を使ったドライスーツが一般的です
ウェットスーツメーカーによってドライスーツへの力の入れ具合が異なるのでメーカーによって当たり外れがあります。
失敗しないためにはサーフショップの人に相談するのがベスト!
ドライスーツは使い方を分かっていないと危険な事故が起こる可能性があります。その危険なことは2つあります。
1.ワイプアウトなどで海中で頭が下、足が上の状態になったとき、足部分に空気が溜まり、足が浮いてしまい、頭が海中に残る
2.防水ファスナーが壊れた場合、冷水が一気にウェットスーツ内に侵入してくる
<危険な事故を防ぐ方法>
(1)の防止方法
ウェットスーツ内に大量の空気が入っていると足部分に溜まる空気の量も多くなる。そうすると足部分の浮力が大きくなり、体を起こしにくく危険。防止方法としてはマメにエアー抜き(空気を抜く)をすること。エアー抜きは海に入る前、海の浅いところ、ゲッティングアウトした状態でできるので、マメにエアー抜きをしましょう。サーフィンして体を動かしているとどうしても空気がウェットスーツ内に入ってくるのでマメなエアー抜きが必要になります。
(2)の防止方法
防水ファスナーが壊れるのはファスナーがちゃんと閉められていなくて、ファスナー部分に過度な力が加わったときなどに起こる可能性がある。ファスナーを閉めるときにファスナーがインナーのTシャツなどを噛んでいたり、ファスナーがちゃんと閉められていない場合などに、ファスナー部分に過度な力が加わるとファスナーが壊れる可能性があるので、ファスナーは周りの人に頼んでしっかりと止めるようにしましょう。過度な力が加わる可能性としては、ビッグウェーブなどでワイプアウトした場合などが考えられる。
ファスナーは周りの人に
閉めてもらいましょう。
そのときにインナーを
ファスナーで挟まないように要注意 |
ファスナーは最後までしっかりと
閉まっていることを確認しましょう |
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ドライスーツは全く濡れないのか?結論から言うと「濡れます!」。
ただし、濡れる量がセミドライとは全く違います。セミドライを着て1ラウンド入るとウェットスーツの中に10リットルくらいの水が入って来るとすると、ドライスーツでは100ml〜2リットルくらいが一般的。この「入ってくる水の量」の違いが暖かさの違いです。
ドライスーツから水が浸入してくる部分は3か所です。首と両手首。(ブーツは一体型なので水は入ってきません)
どんなときに濡れるのかと言うと、主にワイプアウトしたとき、ドルフィンスルーをしたときです。ワイプアウト、ドルフィンのときの体勢を意識することで濡れる量を減らすことが可能です。
<セミドライスーツを着て、1ラウンドサーフィンした場合、ウェットスーツ内に入る水の量>
一般的には約10リットルの水がウェットスーツ内に入ってきます。
<ドライスーツを着て、1ラウンドサーフィンした後の濡れ具合をチェック>
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多田宏
ウェットスーツ営業 (40歳) |
時田史人
オーシャンゾーン店長 (31歳) |
宮澤直樹
IN.LAND店長 (32歳) |
濡れた量:
濡れた部分:上半身 首〜お腹、パンツ
海に入っていた時間: 2時間
波サイズ: ひざ〜はら |
濡れた量:
濡れた部分:上半身 首〜胸
海に入っていた時間: 2時間
波サイズ: ひざ〜はら |
濡れた量:
濡れた部分:上半身 首〜胸、左腕
海に入っていた時間: 2時間
波サイズ: ひざ〜はら |
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大橋祥宏
アルトイズサーフスタッフ (32歳) |
小峰純人
VOGUE SURF オーナー (37歳) |
戸村健一
MERRY5ROUND営業 (31歳) |
濡れた量:
濡れた部分:上半身全体+パンツ
海に入っていた時間: 2時間
波サイズ: ひざ〜はら |
濡れた量:
濡れた部分:上半身 首〜胸、腕、背中
海に入っていた時間: 2時間
波サイズ: ひざ〜はら |
濡れた量:
濡れた部分:上半身 首周り〜胸
海に入っていた時間: 2時間
波サイズ: ひざ〜はら |
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大月久
バースサーフ オーナー (46歳) |
須郷武史
バース南浦和店 店長 (38歳) |
安藤勝教
レイズサーフ店長 (31歳) |
濡れた量:
濡れた部分:首周り
海に入っていた時間: 2時間
波サイズ: ひざ〜はら |
濡れた量:
濡れた部分:上半身 首〜胸
海に入っていた時間: 2時間
波サイズ: ひざ〜はら |
濡れた量:
濡れた部分:首〜お腹
海に入っていた時間: 2時間
波サイズ: ひざ〜はら |
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CYBER SHIELD |
CYBER SHIELD |
RASH |
MODEL:
THERMAL AIR SUITS |
MODEL: X-TREAM DRY |
MODEL: SURF DRY |
価格:110.250円〜 |
価格:126.000円〜 |
価格: 117,600 円〜 |
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BEWET |
BEWET |
BEWET |
MODEL: SUPER FLY |
MODEL: SPIDR-B11 |
MODEL: SPIDR-B11/ROYAL |
価格:105.000円〜 |
価格:107,100円〜 |
価格:147.000円〜 |
3×5mm sox 仕様 |
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GLARE |
GLARE |
O'NEILL |
MODEL: ULTIMA |
MODEL: ULTIMA |
MODEL: INFERN LIGHT DRY |
価格:105,000円〜 |
価格:105.000円〜 |
価格:120.000円〜 |
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O'NEILL |
NOTICEONE |
NOTICEONE |
MODEL: INFERNO FULL DRY |
MODEL: BLACK EYES MODE |
MODEL: BLACK RAYZ MODE |
価格:136.500円〜 |
価格:97,650円〜 |
価格:102,900円〜 |
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ドライスーツの中にはインナーを着ることが多いが、特にルールがあるわけではない。
普通のTシャツを着ている人もいれば、撥水性のある素材を使ったインナーを着ている人もいる。
実際にドライスーツを着ている人がどんなインナーを着ているのかチェック!
海に入る前の準備。
ジップタイプのドライスーツでは、ジップをきっちり閉めること。中に着ているインナーをジップで挟みやすいので周りの人に閉めてもらいましょう。そして最後まできっちりと閉めることが大切です。
ノンジップタイプは水の浸入を防ぐために、きっちりとベルクロを止めましょう。
手首からの水の浸入を防ぐためにリストバンドを巻くと効果的です。首からの水の浸入を防ぐために首用のバンドもあります。
ドライスーツでサーフィンして海から上がった後は着替えが楽です!
シャワーを浴びるのは頭と手だけ。インナーを着ているのでウェットを脱いでそのままズボンと靴を履いて着替え完了!
一昔前のドライスーツと言えば「重くて動きにくい」というイメージがあったが、今のドライスーツはどうなのか?
「セミドライとドライスーツどちらが動きやすい?」 というアンケートの結果では65%の人が「ドライスーツの方が動きやすい」との回答でした。
9人のサーファーに実際にドライスーツを着てもらい、海でサーフィンしてもらいました。
ドライスーツのパフォーマンスを見てください。
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