・日本は何回目の来日ですか?
26回目
・日本のサーフポイントで好きなポイントはありますか?
酒匂川、早川
・日本の食べ物で好きなものは?
スシ、トロ
・日本人で上手いと思うサーファーはいますか?
いっぱいいる。特にマーはいい。ゴールドコーストに住み、スーパーバンクでサーフィンしているのを見ている。
またノリもいい。彼らがサーフィンしていてどんどん上手くなっているのを見ている。
日本のネクストジェネレーションのサーファーもどんどん上手くなっている。
3〜5年後には日本人のWCTサーファーが生まれていると思うよ。
・何歳からシェイプを始めたのですか?
21歳から。
・シェイプを始めたきっかけは?
他のシェイパーがダレンのために削った板はクソだったから(笑)。
・現在の年齢は?
若いよ(笑)。先週42歳になったばかり。
・これからも一生シェイプは続けていきますか?
イエス。シェイプの仕事を愛している。シェイプは自分のライフスタイルでもあるし、仕事でもある。
・シェイプに対してポリシーはありますか?
シェイパーとして成功するには、いいサーファー、いいチームを持つこと、いい波でサーフィンすることが必要。
楽しみのためだけのシェイプ、自分自身のためのシェイプであれば誰でもできる簡単なこと。
・今後DHDシェイプのサーフボードを乗りたいと思っているサーファーへのメッセージをお願いします
カタログを見てくれ!すべてのモデルの説明が書いてある。
その中にはみんなが求めるマジックボードがあるはずだから。
初心者、中級者、プロサーファーを目指す者、すべてのサーファーにあうモデルがあるよ。
・今後シェイパーを目指す人に、メッセージをお願いします。
辞めろ!
趣味でシェイプを行うのであれば楽しいよ。ブランクスを自分でシェイプして誰かにグラッシングしてもらえばいい。
自分削った板でサーフィンするのは楽しい。でも仕事としてのシェイパーは非常に厳しいよ。
中国で安いマシンシェイプが多く出ているからね。
・今後、サーフボードのシェイプ技術はまだまだ進化していくと思いますか?
シェイプマシンがよくなっている。ブランクスなどの素材もよくなっている。
フィンもよくなっている。フィンの進化がボードに追いついてきた。サーフボードはもっとよくなると思うよ。
・マシンシェイプとハンドシェイプで大きく異なることは何ですか?
違いはない。いやあるよ。
すべての板は結局はハンドシェイプを行わなければならない。
1本あたり30分は手でシェイプの時間を費やしている。
以前は元となる基本シェイプから手で行っていたため、1時間はかけていた。
今はマシンにある程度荒削りされたものをハンドシェイプしている。
マシンの性能がよくなるにつれて、ハンドシェイプの時間は30分から20分に短縮され、
さらに20分から10分に短縮されるだろう。
しかしハンドシェイプがなくなることはない。
多くの人がマシンシェイプは人の手が加わらないと勘違いしているがそんなことはない。
・マシン技術が向上している現在、シェイパーの仕事で変わったことはありますか?
よりよいボードを作れるようになった。
同じボードをより正確にコピーすることができるようになった。
シェイプマシンは道具である。道具がよくなればよりよいものを作れるようになる。
将来的にはWEB上からユーザーがダレンのパソコンに入ることができ、
その中でモデルを選んでもらって、ユーザーがアレンジしたものをDHDが仕上げるようになるかも。
それはそれでおもしろいね。
・なぜDHDは日本でシェイプするのか?
日本が好きだから。
日本に合ったボードを作るためには、日本に住み、日本でサーフィンすることが必要。
私が日本で成功した理由はそこにある。小波が好きだし、日本人が好きだし、食べ物も好きだ。
今年は世界市場向けのサンプルを初めて日本で作った。
DHDは日本で他のシェイパーがやっていないことをしっかりとやっている。
あなたがDHDのボードを手にしたなら、そのサーフボードにはそれだけの価値があることを分かってほしい。
他のシェイパーはすべてDHDのコピーにすぎない。アルメリックは別だと思うけど。
インタビュー:2005年11月
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